こんにちは。
出張カメラマンJIPの田中正直です。
最近はスマートフォンでも、景色が広々と撮影可能な広角レンズから、遠くの被写体をグッと大きく撮影できる望遠レンズを搭載している機種が増え様々なイメージを活かした撮影ができるようになりました。
実際に目に見えている風景を「圧縮効果」と言うレンズの特性を活かして、様々なシチュエーションの中で取り入れてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、手元にあるスマートフォンのカメラを起動して、手前にある被写体と同時に背景になる被写体も画面の中に映してみてください。
ズーム機能を利用して、ピンチして拡大してみると、遠くの被写体が、手前の被写体に近づいてくる体験ができると思います。
下記1枚目の作例は、手前に菜の花、奥には雪山と青空を含めた広角レンズ(12ミリ)を使用した風景写真です。
*菜の花を腰より高い位置で撮影してしまうと、菜の花同士の間隔が空いてしまい物足りない感じになってしまうので、少し低めの位置から撮影しています。
下記2枚目の作例は、標準レンズ(50ミリ)を使用し、150センチほどの高さ(一般的な目線)から撮影しているので、菜の花の間隔が目立ってしまっていますが、雪山は先ほどより近くに写っています。
お待たせしました。
こちらの下記3枚目の作例が、今回の本題です。
1、2枚目の作例と同じ場所(位置)から、望遠レンズ(200ミリ)を使用し、人物を含めて撮影した「圧縮効果」の一例をご覧ください。
菜の花の量感も増し、先ほどまで遠くに見えた桜と雪山が、人物の背後にグッとギュッと近くに寄せて撮ることができました。
この「圧縮効果」のイメージを利用することで、山やビルなどの建築物、花や樹々、観光地やお祭りでの人々、食品や商品撮影など、組み合わせは自由自在、様々なシーン、シチュエーションでボリューム感のある写真を、たくさん撮って楽しみましょう!